クロユリハゼの休日

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#67 皆川達夫さん

このブログで3月31日に話題にした皆川達夫「音楽の泉」。 そして今日、新聞に皆川達夫さんの訃報が。92才、老衰とのこと。

似たようなことがあったと思い返してみる。

詩人の〝まどみちお〟さん。

まどさんの詩は合唱団で「おんがく」という曲を歌ったこともあり、名前は知っていた。勝手に年齢は40才くらいの方かな、と思っていた。

まどさんの詩が好きになって熱心に読みだしたのが2014年の1月頃。1909年生まれの方と知って驚いた。100才を超えていらっしゃる。

そして、約1ヶ月後にまどみちおさんの訃報が新聞に載った。104才だった。

めぐりあって間も無く訃報に接したというだけかもしれない。どちらの方も1世紀を前後するご長寿、ご高齢まで活躍されたことで強く印象が残る。

まどさんについては、その後も何冊か詩集や著作などを断続的に購入して読んだ。まどさんが描いた絵を観るために、まどさんの生まれ故郷、山口県周南市も訪ねた。その際は、生誕の地などを歩きまわり、〝ぞうさん〟の詩碑にも出会った。確か、地元の小学校の校門脇にも詩碑があったと思う。

皆川さんの訃報記事に簡単な経歴、業績が紹介されていた。〝合唱音楽の歴史〟という著作があったり、隠れキリシタンの〝オラショ〟とキリスト教聖歌の関係を研究されていたり。興味が湧いてくる。