クロユリハゼの休日

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#95 ラフマニノフ〝鐘〟

音楽の実演に接するのは2月末の東京混声合唱団(いずみホール)以来になる。※2/29のブログ【#33 アニュス・デイ】

今夜、合唱団の分散ミーティングがリハーサル室であった。リハーサル室にはグランドピアノがあり、合唱団のピアニストによって冒頭に演奏されたのがラフマニノフ作曲の〝鐘〟

一部ではあるが久しぶりの再会を果たす場。まだ合唱はできないけれど、プロ演奏家の音楽を真近で聴く機会は音楽仲間との再会の場に相応しい。

ラフマニノフの音楽を聴きながら、〝音楽って時間芸術なんだよなあ。〟と改めて思った。絵画などの空間芸術との対比すると、何だか〝はかない〟。

ただ、よく考えると、絵画などの美術作品は〝モノ〟としては永く存在するけれど、鑑賞者の立場で考えると、美術館の中で個々の作品の前に立って実物に接している時間は限られる。(だからこそ〝ホンモノ〟を求めて足を運ぶ。)

個々人にとっては、人生の中で〝ホンモノ〟に接するという観点で考えると、〝音楽〟も〝美術〟も時間芸術ではないか。

まあ、拡張していくと、人生そのものが〝時間芸術〟ということになるのだな⁉︎

 

f:id:kuroyurihaze:20200613231107j:image  ※昨年、きしわだ自然資料館で購入した缶バッジ。