大阪市立自然史博物館で開催中の特別展〝知るからはじめる外来生物〟。副題が〝未来につなぐ地域の自然〟。地味な企画だなあと思っていた矢先、自然観察好き少年が公園から持ち帰った昆虫がこれ。カッコいい、カミキリムシ。
早速スマホで調べると、ジャコウカミキリに似ている。柳の木にいるらしい。しかし、「桜の木だったよ。」と少年に同行したスタッフの証言。
さらに調べるとありました。〝クビアカツヤカミキリムシ〟。桜や桃の木を枯死させるとあるのでこちらが正解だろう。しかも、〝特定外来生物〟というものに指定されている。なんだ?〝特定外来生物〟って。
それはさておき、
しばらくして少年が〝コレ、ニオッテミテ。〟とカミキリムシの入った容器のフタを開けて差し出してきた。
👃(におってみる。)
いいにおい!
ジャコウカミキリのそっくりさん、クビアカツヤカミキリも〝麝香(ジャコウ)〟の匂いがするのだ。
さらに〝麝香(ジャコウ)〟なる香料を調べてみると→〝雄のジャコウジカの腹部にある香嚢(ジャコウ腺)から得られる分泌物を乾燥した香料、生薬の一種である。 ムスク(英: musk)とも呼ばれる。〟
鹿の角でもなく、爪でもなく、骨でもなく、腹の分泌物が香料になるとは…、知らなんだ。
「オスの鹿のにおい、ということは、メスを誘うんとちゃうか。」との声が。説得力120%!
一匹のカミキリムシからひろがる、広がる。
さて、帰宅して〝特定外来生物〟〝クビアカツヤカミキリ〟を調べていると…。↓確かに大阪で繁殖している。↓さらに…。↓
どひゃ〜。外来生物法に違反してる。
コロナウィルス的自然界現象による社会現象がここにもあったのだ。
誰かが踏みつぶさねば。
明日、みんなに報告しよう。