丹波篠山、多紀連山へ。小金ヶ岳と御嶽(三嶽)の二山を周遊した。登山道の案内板によると丹波修験道の行場だったそう。行場らしく登山コースも一部は急峻な岩場を通っている。
まず、小金ヶ岳へ。流れの細い暗い沢道を何度も徒渉しながら登る。アケボノソウを何度も見かけた。
七合目に修験道の寺院跡(福泉寺跡)。御嶽の七合目付近にも寺院跡がある。
丹波修験道は平安時代末期から中世にかけて奈良の大峰修験道を上まわる隆盛を誇ったそうだ。しかし両者は対立し、15世紀末に大峰修験道の僧兵によって襲撃され、滅ぼされたそうだ。あな恐ろしや、共存できないもんだろうか。寺院跡の巨大な栗の木の下に〝いが栗〟がたくさん、絨毯のよう。
小金ヶ岳山頂周辺は険しい。岩や木を掴んで登下降、要所に鎖が設置されている。
大垰まで下り、御嶽(三岳)まで小一時間かけて再び急登。長い階段は太腿にきつかった。下山は寺院跡(大岳寺跡)を過ぎると尾根に沿ったなだらかな道となり、ときおり展望が開けた。 ↓小金ヶ岳
[行動時間6時間]