クロユリハゼの休日

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# 176 〝天理 山の辺の古墳〟展 @天理参考館

天理市街から東に見える山、大国見山(500m)に石上神宮から桃尾の滝経由で登り、岩屋集落に下った。最後は、山の辺の道(北コース)に合流して石上神宮に戻る周遊コース。

           [行動時間5時間]

 

先々週は石上神宮から南へ山の辺の道を歩いた。今日のコースと合わせて、周辺の古墳群について少し親しんだので、下山してから天理大学附属天理参考館に立ち寄った。

ちょうど、企画展〝天理 山の辺の古墳〟展が開催されている。

天理大学天理市教委、そして橿原考古学研究所が収蔵する天理の古墳出土品が一堂に会する貴重な機会。この企画展中(明日が最終日)に山の辺の道を歩いたのも何かの縁だろう。f:id:kuroyurihaze:20210314210045j:image

 

想像以上に展示物が多くて見応えがある。観覧者も多く、考古学の展覧会としては関心の高さがうかがえた。

 

黒塚古墳から33枚も出土したという三角縁神獣鏡は見たいと思っていたもの。解説によれば、鎌倉時代地震によって石室が崩壊したため盗掘を免れたという。f:id:kuroyurihaze:20210314210552j:image

展示の中心は様々な種類の埴輪。船の線刻のあるものや、動物や人間の形象埴輪もある。これらの埴輪、どんな気持ちで形をつくり、土を焼き、墳丘に置かれ、どんな意味を持たせたのか。死者を埋葬する施設としての古墳、古墳群が存在する当時の地域社会とは…。

↓入れ墨をした人物f:id:kuroyurihaze:20210314210451j:image

世界遺産になった百舌鳥古市古墳群だけではない、古墳時代の人々に思いを馳せること。

山の辺にも古墳時代があったことを、たしかに、思い知った。

 

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f:id:kuroyurihaze:20210314211033j:image↓山頂から生駒山方面をのぞむ。
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ビンズイf:id:kuroyurihaze:20210314211352j:image