クロユリハゼの休日

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# 209 九州の山旅

コロナ前の数年間に四度、九州の山に登った。雲仙普賢岳由布岳、そして九重連山が二度。

泊を伴うのだが、火山性の山🌋ばかりで何れも温泉泊とセット。九州は温泉♨️が豊かな地だ。

五度目の九州遠征は二年前計画したが、コロナ緊急事態宣言発出でやむなく断念。

そしてこの春、二年前と同じ計画を実施に移した。

一日目は午後から霧島えびの高原の火口湖を一周する約2時間のハイキング。えびの高原温泉泊。

二日目は午前中に霧島連山の最高峰、韓国岳(標高1700m)。往復4時間。火山活動で立入禁止の硫黄山(ヘリコプターの音かと思ったら、蒸気を激しく噴き出す音だった。)や新燃岳(火口が黒い溶岩で満たされている。)を間近に見る。地球は生きている。午後から車で鹿児島県指宿に移動して温泉泊。

三日目は薩摩富士と呼ばれる秀麗な開聞岳(924m)。螺旋状に登るよう切り拓いた登山路を往復6時間。この絶妙な登山道をつくった先人はすごい。下山後、指宿の砂蒸し温泉体験、砂の重みで血管が脈打つのがよくわかる。生きてるって、こういうことなんだと実感した。

今回の旅は前日から体調不良で一日目のハイキングでは疲れ果てて食欲もなくバタンキュー。二日目から徐々に回復して三日目の開聞岳に繋いだ。天候も曇り空で暑くなく寒くなく助かった。息が上がらないようひたすらゆっくりゆっくりと登った。

もともと歩くのは遅い方だが、最近特に息が上がりやすくなっている。それだけに三日間完登できたのはうれしい出来事だった。f:id:kuroyurihaze:20220422003505j:image

どの山からも見えた桜島を含め、火山🌋と温泉♨️が印象に残る九州の山旅になった。