※〝うみまーる〟=井上慎也(KINDON )+高松飛鳥(ASUKA)
沖縄座間見島を拠点に活動している自然写真家ユニット〝うみまーる〟によるカレンダーは毎年購入し、我が家ではトイレに飾っている。便座に座ると眼の前の壁に掛かっているので毎日必ず眺めている。
今月の写真はマンタ。
スキューバダイビングでのフィッシュ・ウォッチングでは何百種類もの魚たちに出会ったが多くは記憶から遠ざかってしまう。しかし、マンタのような大物に遭遇した記憶は今でもかなり鮮明だ。
マンタには座間味島近くの〝イジャカジャ〟という大きな岩が連なるポイント付近で3回遭遇した。大潮の前後にはイジャカジャでの遭遇率が高まるので、その日はボートで移動中も、いつマンタに遭遇しても海に飛び込めるようにフィンとスノーケルを装着して臨戦体制だった。↑座間味島の展望台から。イジャカジャが見える。
ログブック(記録帳)を見返して確認してみた。
①2005年3月28日(タンクを背負って海に)エントリーして、潜降前、船上の小崎さん(ガイド)が発見。(マンタ❗️の叫び声)大永さん(ガイド)についていく。
・(マンタを)後ろから水面キックで追う。10mくらいまで接近。(マンタは)反転してきて、前方1.5mくらいで翻って去った。
・(潜降後)水面近くを右から左へ(泳ぐマンタを)下から見上げて見る。
・目玉の位置がよくわからず確認できなかった。曇りで水中の明るさが不十分だったがかなり接近できて良かった。デカイ‼︎
・(マンタが翻ると)コバンザメも慌てて翻る。
②2007年3月29日(ポイントへの移動中に遭遇。)マンタは水面近くのプランクトンを捕食中。ちょっと小さめのマンタ。(スノーケルで海に入ると)水中はプランクトン密集で白濁。(プランクトンが肌に触れるとプチプチと爆ぜるような音)マンタは間近まで3度。大口。目が合ったような。最後はいっきに潜降、あっという間に去っていった。
③2014年8月30日※ポイントにボートで移動中、イジャカジャの岩礁で遭遇。マンタ3匹の群れ! スノーケルで飛び込む。(マンタは水面を泳ぎ回っている。そのうちの1匹は尻尾がない。)マンタが(潮に)流され大接近。ガイドさんの「離れて!」の叫び声。思わずのけぞった瞬間、目の前で翻った。(この時のマンタは〝ナンヨウマンタ〟、カレンダー写真と同種。、稀な種類らしい。)
★ログブックによると、この日僕は座間見島阿佐地区にある〝うみまーる〟のプチギャラリーを訪問していた。店番のスタッフが電話でKINDON とASUKAを呼び出してくれた。写真集〝Friends〟とカレンダー購入の記載あり。サイン、記念写真。