クロユリハゼの休日

やま とり うた みる きく よむ うみ など

2020-01-01から1年間の記事一覧

# 155 お亀石古墳 @富田林

ちょっと遠いが、徒歩でコーヒー豆を買いに。初めて歩く道沿いにフェンスで囲まれた広大な空き地が。府営団地二棟が不自然に離れた位置にある。なんじゃこりゃ? 国の史跡、新堂廃寺跡の説明板があった。 名前は知っていたが、ここでしたか。古代、南河内最…

# 154 キセキレイ[黄鶺鴒]

お墓掃除のついでに堺ふれあいの森に。 小一時間探鳥して、ルリビタキ♂♀両方に出会った帰り際、 森の中の用水路にキセキレイ。せわしなく水面をつっついて食餌中。ここは、これまでもキセキレイに出会う確率が高い場所。市街地に進出したハクセキレイとは違…

#153 グリーグのピアノ協奏曲

今年最後の合唱練習は9ヶ月ぶりの全員練習。練習に先立って約1時間、団のピアニストとヴォイストレーナーによるミニコンサートがあった。 ピアニストが選曲した演奏曲の一曲目がグリーグのピアノ協奏曲。ピアノ・ソロなので、オケの部分もピアニストが弾く…

#152 莫山先生 絶筆

高取城ハイキング(#151)の後、かねてから気になっていた安倍文殊院に行ってきた。 今年は桜井市や明日香村周辺に何度か訪れていて、いつかは安倍文殊院にと思っていてやっと…。 なぜ気になっていたのか、その理由が先週の二上山(#150 山茶花の山)でわか…

#151 高取城ハイキング

高取町は、明日香村、大淀町、御所市に囲まれた町。 高取山(584m)に登ると決めて調べてみると、山頂に日本有数の山城跡があると言う。標高差が400mを超える城下町を起点に登り、下りは壺阪寺を通る周回コースを歩いた。 このコース、石造遺物がアクセント…

#150 山茶花の山

何度も歩いたコースでも、季節によって異なった姿を見せてくれる。この時期の二上山は山茶花の山だった。 万葉の森登山口から山頂まで、たくさんの立派な山茶花の木が花を咲かせ、そして花びらを散らし登山道をピンクに染める。 二上山の山歩きの楽しみの一…

#149 赤いサラファン、そして、パルナス。

相澤直人編曲によるロシア民謡の合唱曲がブログラムに入った演奏会(東京混声合唱団@いずみホール)を聴きに行った。指揮は高谷光信。 ※東混のTwitterから↑ 「ともしび」「カチューシャ」「トロイカ「黒い瞳」など日本語訳で親しまれてきた曲ばかり。 指揮の…

#148 スウェーデンの〝鳥の鳴き声〟図鑑

今日は錦織公園でバードウォッチング。 ルリビタキとジョウビタキの撮影ができればと、カメラ持参で歩きまわった。 ルリビタキとジョービタキは「ヒッ、ヒッ」「カッ、カッ」という鳴き声は共通で、音色が微妙に違う。「カッ、カッ」の音が火打ち石の音に似…

#147 ガスが晴れて…@入道ケ岳(三重)

先週に引き続き、鈴鹿山系へ。 天気予報は曇り。風速10m前後の予報だった。入道ケ岳の登山道は椿大神社という立派な神社から3ルートあり、登りは北尾根を選択した。急登をゆっくり、ゆっくり。北尾根から時折り見える山頂は暗い雲に隠れて雨が降りそう。急…

#146 〝葉っぱのフレディ〟

先日、遊歩道を散歩しながら紅葉した落ち葉を拾っていた。(工作の素材を集めていた。) 道に積もった落ち葉を見ながら、ふと思い出したのが〝葉っぱのフレディ〟落ち葉を手にとって歩くうちに突然、この物語の意味が実感を持って心の中に降りてきた。 〝葉…

#145 秋山逍遥 綿向山(滋賀)

日野町西明寺からの登山道は表参道という名がついている。参道なのでトレイルランやマウンテンバイクはお断りとの掲示があった。古くから信仰の山で山頂の社までの登山道は整備が行き届いている。急斜面はジグザグに切った道、稜線はアップダウンを避けて山…

# 144 カンムリカイツブリ

昨日の夕方、大鳥池というため池にカンムリカイツブリが渡来しているのを、クルマを運転しながら確認した。 今日の午前中は、9ヶ月ぶりに山の会の山行があった。(岩湧寺から岩湧山へ。) お昼過ぎに下山したので、そのまま大鳥池に直行。 カンムリカイツブ…

#143 〝日月四季山水図屏風〟@天野山金剛寺

〝じつげつしきさんすいずびょうぶ〟は楽しい絵だ。 春夏、海原に浸かったような緑なす山々の間から金色のお日様がにっこり。松の木々はカラダをくねらせ根でステップをきってダンシング。海の波頭も踊ってるようにしか見えない。うねる大波は、海が荒れてい…

#142 ムラサキセンブリ@龍門山(紀州富士)

紀の川の近くにある登山者用駐車場(標高37m)から約2時間登って田代峠に到着。そこで出会った3人組は写真撮影が目的のグループ。毎年この時期に〝ムラサキセンブリ〟という花を狙って龍門山に登るという。 峠からは稜線を気分良く歩いて山頂(756m)へ。 …

#141 〝やまと尼寺〟から音羽三山へ

奈良、音羽三山。桜井市を通過するたびに見えるその美しい山容が登高欲をそそる。その登山コースに、NHK〝やまと尼寺精進日記〟のお寺(音羽山観音寺)があることを知り、モチベーションが上がった。 麓にある観音寺の駐車場を起点に音羽三山を巡るコース。…

#140 伯母子岳〝遊歩道〟

高野龍神スカイラインから奧千丈林道は稜線に沿って東に伸びている。伯母子岳へ向かう〝遊歩道〟入り口はすでに標高1230m。 歩行開始。 〝遊歩道〟と言っても勿論、ニュータウンにあるような遊歩道ではない。 先月登った曽爾村の兜岳と鎧岳の登山道も、村の…

#139 ニコライ・カプースチン[1937-2020]

TV番組の追悼企画で知った作曲家・ピアニスト。 〝ジャズとクラシックの融合〟との触れ込みだったのでアメリカ人と思いきや、ロシアの人。ソ連時代のモスクワ音楽院出身でアシュケナージと同期だという。アシュケナージと違っているのは、音楽院卒業後にジャ…

#138 丹波修験道の山

丹波篠山、多紀連山へ。小金ヶ岳と御嶽(三嶽)の二山を周遊した。登山道の案内板によると丹波修験道の行場だったそう。行場らしく登山コースも一部は急峻な岩場を通っている。 まず、小金ヶ岳へ。流れの細い暗い沢道を何度も徒渉しながら登る。アケボノソウ…

#137〝作善〟という行為

再び、ハルカス美術館〝奇才 …江戸絵画の冒険者達…〟展。(前回は#133 絵金の芝居絵屏風 https://kuroyurihaze.hatenablog.com/entry/2020/10/03/224139) 土佐の絵金の他に注目したのが、狩野一信の〝五百羅漢図〟。 徳川将軍家の菩提寺である芝・増上寺に…

#136 栗の実 @金剛山

エゾビタキ目当てで先週に続いて金剛山。曇り空の中、府営駐車場をスタート。今日は寺谷を遡り国見城址に立ち寄った後、ちはや園地の展望台へ。山頂一帯はお昼になってもガスの中。展望台でも周りの景色はガスで見えず、エゾビタキどころではない。しばらく…

#135 大阪交響楽団リハーサル

オーケストラの演奏会は2月4日の読売日本交響楽団の大阪定期以来遠ざかっている。 (#14 山田和樹と長原幸太https://kuroyurihaze.hatenablog.com/entry/2020/02/04/232303) オケの演奏会はやっと再開されてきたが、コロナ感染防止対策のために座席数の制…

#134 細尾谷からちはや園地へ @金剛山

この半年間、金剛登山は自粛というか、あえて避けていた。前回は→(https://kuroyurihaze.hatenablog.com/entry/2020/03/15/124008#43 #43 静かな山頂 金剛山大日岳) 今日の目的は〝エゾビタキ〟に会うこと。金剛山千早園地の展望台が遭遇率の高い絶好の観…

#133 〝絵金〟の芝居絵屏風

前々から観たいと思っていた江戸時代の絵師、金蔵の芝居絵屏風。土佐赤岡の地で、祭りの夜、民家の軒先に飾るために描かれた二曲一双の芝居絵屏風群。うち四点があべのハルカス美術館で開催中の展覧会で公開されている。(前後期で二点ずつ。) 土佐(高知)…

#132 石舞台から御破裂山へ

〝ごはれつ〟という変わった名の山へ。大和三山の眺めが良いらしい。 石舞台古墳が起点の周遊コースをとる。明日香村は至るところで彼岸花が咲いていた。歩きはじめてまもなく棚田の景観。大和三山の景観を期待して万葉展望台への山道をとり、いっきに稜線ま…

#131 ノビタキ @狭山池

現存するため池として日本最古、『古事記』『日本書紀』にもその名が記されているという狭山池。平成の大改修では当初、池の周りをコンクリートで固める計画だったらしい。野鳥の会が進言して、野鳥などが生息できるよう設計変更されたと古参会員から聞いた…

#130 兜岳と鎧岳、…と、金強稲荷社

今日も曽爾村へ。下山後に曽爾川の右岸から撮った写真。左が兜、右が鎧。柱状節理の絶壁断崖が見えるのはこちら側から。↓ 村役場に車を停めてまずは兜岳へ。赤目への車道を小1時間歩いて登山口へ。絶壁断崖のない山の裏側の植林から登山道は始まる。倒木が…

#129 曽爾高原から倶留尊山

奈良県の中でも室生火山群の山々の景観に囲まれ、独特の雰囲気を持つ曽爾村。柱状節理の絶壁と、よく手入れされた植林が広がるたおやかな山容が混在する。その中で植林されず保護されているススキの草原が曽爾高原。そもそもが民家の屋根に使われていたスス…

#128 コサメビタキ@大泉緑地

午後から緑地へ。 真夏は、暑すぎるし鳥たちもあまり姿を見せないのでバードウォッチングはおやすみ。 朝夕が過ごしやすくなる9月。この時期、渡りの途中、緑地に姿を見せるコサメビタキに会いに。撮影するためにコンデジと三脚を持って行った。(もちろん…

#127 アマミホシゾラフグと大方洋二さん

奄美の海底、砂地に現れるミステリーサークルの創造主、その姿を初めて発見・観察(2011年)したのが水中写真家の大方洋二さん。 その後、NHK〝ダーウィンが来た〟で紹介され、アマミホシゾラフグは世界の新種TOP10にも選ばれたそうだ。 その大方洋二さんの…

#126 黒姫山古墳出土の鉄製武具@みはら歴史博物館

この春以降、堺市に合併される前の旧美原町域の史跡や神社を断続的に観てまわっている。百舌鳥と古市の古墳群の間に位置し、大和王権や渡来系の技術集団との関わりを想像するワクワクが自分の中に少しずつ育っている。 〝丹比〟という、いかにも古代っぽい地…