奈良、音羽三山。桜井市を通過するたびに見えるその美しい山容が登高欲をそそる。その登山コースに、NHK〝やまと尼寺精進日記〟のお寺(音羽山観音寺)があることを知り、モチベーションが上がった。
麓にある観音寺の駐車場を起点に音羽三山を巡るコース。観音寺までの参道は、山寺の名に恥じない急坂。約1時間でお寺に到着。
山寺の風情が好ましい石段を上りきれば右手にイチョウの大木がある。(樹齢600年、幹周り4.8m。この木を見るだけでも価値あり。)
入山も拝観も無料。駐車場も無料なのでお賽銭を入れて本堂にも入らせて頂いた。ご本尊は千手千眼十一面観音菩薩。
ご住職も丁度本堂に現れた。そして、ご住職手作りのジャムを直々に購入。
お寺から音羽山に向かう急斜面を、ご住職が信者さんと拓いて桜を植樹されている。かなり上の方まで登山道を整備して最上部が万葉展望台と名付けられ、その景色がすばらしい。
麓から展望台までが寺のプロジェクトの一環で地域おこしの役割を果たしている。番組は終了したが、自給自足のスローライフ〝やまと尼寺精進日記〟と合わせれば、なかなか骨のある総合的なプロジェクトだと感じ入った。
ご住職、すごいです。
展望台からそのまま登山道を登り、音羽山(標高851m)、経ケ塚(889m)、熊ケ岳(901m)を植林の中、稜線を歩き大峠から下山した。経ケ塚山頂↑
(行動時間6時間)