クロユリハゼの休日

やま とり うた みる きく よむ うみ など

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

#12 そのうちなんとかなるだろう

・内田 樹 著 マガジンハウス 2019年・ 植木等ではない。 ロングインタビューをもとに綴られた内田樹(1950年生まれ)の自叙伝。 内田樹の文章に触れるようになったのは10年位前からか。時折掲載される新聞のコメントから、今最も信頼できる言説を届けてくれ…

#11 アンガー・マネージメント

障がい児支援フォローアップ連続研修。第5回は〝アンガーマネージメント〟。アンガー(怒り)マネージメント(後悔しないこと)だそうだ。こうした研修は大概アメリカが発祥。アメリカでもあおり運転が問題になった頃から発展してきたらしい。合理的に分析し…

#10 蝶の温室

日曜日。伊丹市美術館を後にして、伊丹市昆虫館へ。 蝶の温室は文字通り、そこで様々な蝶が繁殖してひらひらと飛び交っているところ。食草や花が計画的に配置されているのだろう。人工的に構成された空間は百も承知、天上の、とか楽園とかいう言葉を使いたく…

#9 【版を奏でる】@伊丹市美術館

浅野竹二[1900-98]の木版画展。作家最晩年の文章に〝へっぽこ絵描き〟という言葉が好きだとある。スケッチ帳の写生や生活のために彫ったという名所絵版画は写実を極めるが、作家が〝自由版画〟と呼んだ木版画作品は歳を重ねるほどにシンプル、抽象に。どこ…

#8 ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー

・ブレイディみかこ著 新潮社 2019年・ イギリスは階級社会である、という知識はあったが、その現実を〝最底辺中学校″に通う息子にまつわるエピソードを通して紹介するノンフィクション。書店に平積みされてるのが目につき購入。 地域の学校といっても私立、…

#7 フルダラ

cll

2020年 1月21日(火) 3ヶ月に一度の通院。cllの経過観察はまもなく満5年になろうとしている。cllと分かってからも日常生活に何の制限もなく、さしたる自覚症状もないものだから、抗ガン剤治療はまだ5年先10年先かなあとタカをくくっていた。 ところが今日…

#6 【雪の山頂】@金剛山

タカハタ谷出会いからすぐに尾根に取りついた。以前は細い杣道のようなルートだったが、踏む人が増えたようで途中は階段状に整備されていてびっくり。大部分が植林の尾根を伝い山頂近くのブナ林に入ると六地蔵が出迎えてくれた。雪化粧が似合う。山頂は雪を…

#5 【連休唯一の山】@大和葛城山

雨予報がくもり予報になった。なまったカラダに刺激を入れに水越峠から葛城山へ。登り始めは暑いくらいだったが、山頂では雪まじりの雨でそれなりに寒い。しばらく小雨が降ったが奈良盆地はよく見える。登山者はわずか、トレイルランの人が数人。大阪側に落…

#4 【堺シティオペラ】@フェニーチェ堺

ヴェルディのオペラ『アイーダ』、アイーダがヒロインの名前とは。ストーリーも初めて知った。オペラ慣れしていないので新鮮に感じることが多い。オペラ歌手の役者、歌い手としての凄さ、バレーダンサーが舞い、衣装や装置、群衆の動きなど演出の豪華絢爛さ…

#3 【熊笹ウォーキング】@金剛山

運休しているロープウェーの鉄塔がある尾根を登る。鉄塔を過ぎると府県境尾根に合流するまでクマザサの波の中を登る。太腿でクマザサをザザザ、ザザザと左右に押し分けて、まるで自分が砕氷船になって進んでいるようで案外楽しい。急な斜面ではクマザサが胸…

#2 【野鳥観察】@大泉緑地

冬なのにカイツブリが繁殖している。かわいい幼鳥を観察しに、カメラ持参で。ほわほわ産毛で、おなかが空いたと始終鳴きながら親鳥を追っていた。大泉池にはユリカモメが飛来しにぎやか。カンムリカイツブリも来ていた。カワセミやアオサギ、コサギなど留鳥…