高野龍神スカイラインから奧千丈林道は稜線に沿って東に伸びている。伯母子岳へ向かう〝遊歩道〟入り口はすでに標高1230m。
歩行開始。
〝遊歩道〟と言っても勿論、ニュータウンにあるような遊歩道ではない。
先月登った曽爾村の兜岳と鎧岳の登山道も、村のパンフには〝遊歩道〟と紹介されていたが、険しい登山道は決して〝遊歩道〟ではない。ニュータウンの〝遊歩道〟をイメージして行った人は撤退かサバイバルをすることになる。(→#130参照 https://kuroyurihaze.hatenablog.com/entry/2020/09/22/192332)
さて、伯母子岳〝遊歩道〟はというと…。
植林の中の稜線歩きをイメージしていたがさにあらず。
ずっとブナやカエデなどの自然林を稜線に沿って歩く片道5km余りのコース。大半が〝遊歩道〟と呼べる道幅があり、看板に偽りなし。もちろん、小さなピークを幾つか越すのでアップダウンはあるし、伯母子岳への最後、距離にして600mの急登だけは普通の登山道で〝遊歩道〟とは呼べない。
標高1344mの山頂は展望がすばらしく、見える景色の全てが山また山である。大峰山脈を西側から見る機会になった。
さらに東、伯母子峠に下ると世界遺産の熊野古道〝小辺路〟に合流する。(伯母子岳遊歩道は熊野古道のイメージに近いかも。)小辺路を少し歩いてから伯母子岳の北側を巻いて再び〝遊歩道〟に合流し、元の道を戻る。
歩数計で25000歩を超えるアップダウンのある歩行。結構きつい〝遊歩道〟だった。
[行動時間6時間]
↓奥千丈林道。舗装している。