2020-01-01から1年間の記事一覧
さて、#123のブログの最後↓ 『皆川明の著作を、縦糸と横糸を織るような気持ちで読んでいる。青森から始まった関心は、展覧会のあともしばらく〝つづく〟ようだ。』 その〝つづき〟に思わぬ〝かけら〟が…。 〝皆川明の旅のかけら〟という本、この本は雑誌『装…
午後から大気不安定の予報、早朝に家を出発した。天川村役場にクルマを停め、7時前から歩き始める。川迫川沿いの遊歩道をミタライ渓谷に向かう。見下ろせば、大きな岩がゴロゴロする渓谷。岩の下にマットを敷いてボルダリングを楽しむグループがいくつか見…
きっかけは昨夏、青森県立美術館だった。 設立・運営のコンセプト、建築、展示企画、どれをとっても素敵な美術館。 実際に訪れてみて、豊かな気持ちになれる大きな要素が美術館スタッフが着ている〝服〟だった。とてもシンプル。普段着のような、作業着のよ…
長寿音楽番組。いつの間にか早朝6時からの放送になっている。東京混声合唱団が3人の作曲家に委嘱した〝ハミング合唱曲〟を紹介するというので録画視聴した。上田真樹、信長貴富、池辺晋一郎のお三方も出演されて、池辺さんの駄洒落が今日も冴えていた。(…
猛暑である。盆休み最後は、汗だく登山は避けたい。早朝4時に家を発ち、伊吹山ドライブウェイで一気に標高1,200mのスカイテラス駐車場へ。数年前に購入した〝伊吹山お花畑観察手帳〟を持参した。 懸念されたのは、この伊吹山、日陰がないこと。(夏は夜間登…
中原中也の詩、「骨」の一節。この詩には中学生の時に出会った。 中学生の時に、「骨」が、人生を変える詩として出会った方の記事が。昨日の新聞、文化・文芸欄。 フォーク歌手、画家、競輪評論家の友川カズキ。(ご存知ですか?ワタクシは知らない。) 友川…
今日は大峰、大普賢岳登山へ。 登山口の和佐又ヒュッテは昨年11月に山小屋を閉じた。そしてこの夏、小屋の解体が進んでいた。 この山小屋には、初めての大普賢岳登山の際に宿泊している。40年程前、まだ土曜日が半ドンだった頃である。職場の大先輩、O先生の…
ある出来事とある場所が、その出来事が起こった日付とともに記憶される、ということがある。その記憶は、毎年、その日に流されるニュースによってさらに強化される。 1985年8月12日、僕は職場の同僚二人とテント泊のため白馬大池のキャンプ場にいた。前日は…
植物園に面したポーチの天井から吊るされた三体のクジラの骨格標本。放課後デイの遠足の引率で小一時間、この場所に陣取ったおかげでこの博物館の凄さを思い知った。 三体とも大阪湾に死体となって漂着したクジラ達。骨格標本は最も大きなナガスクジラの後ろ…
標高1500mの大台ヶ原駐車場を起点に、東大台を時計回りに歩いた。猛暑を避けることを優先してのコース選択。大台ヶ原は自然環境保護のため入山規制区域が設定され、西大台入山は認可制だ。東大台も整備された遊歩道を外れないことが基本。吊り橋の下、シオカ…
7月末、5か月振りに開催された東京混声合唱団の演奏会がYouTubeで無料配信されている。 そのオープニングで演奏されたのが、〝ポジティブ太郎〟。上田真樹作曲、詞は〝つんく〟。 何回も聴き返しているこの曲、演奏会全体の中で最も印象に残った。インパクト…
梅雨明け。久しぶりに大峰へ。 行者還トンネル西口から登山開始し、1時間で主稜線(奥駆道)に到達。主稜線は原生林の道、修験道の道を弥山山頂に向かう。 今日のテーマは〝夏のルリビタキ〟に会うこと。 ルリビタキは標高1,500m以上の樹林帯で繁殖する。数…
標高千m前後の峰々に囲まれた盆地は、明治まで女人禁制の聖地だった。盆地に入るための街道の7つの女人結界(峠)にお堂が置かれ、女性はこれらの女人堂に籠り聖地の峰々を巡礼したそうだ。 今日は空海の御廟がある奥の院を起点に、摩尼山、楊柳山、転軸山…
和泉山脈主稜線の東端、桧原越から滝畑に向かう支稜線上のピークに滝畑側から登った。前回登った猿小城山(#98 ホタルブクロとホタル)はもう一つ北の支稜上のピークである。 滝畑から見える山は白くベールがかかっていた。湿度が高そう。道標は無く、光滝寺…
コロナ感染対策のため体温チェック、問診票(代表者氏名と連絡先)記入、診察券(当日券)を購入して各診療科(展示室)を巡る。美術館従事者は全て白衣を身に纏い、細かいところまでさりげなく病院仕様に変更して、テーマパークさながらの横尾忠則現代美術…
大阪市立自然史博物館で開催中の特別展〝知るからはじめる外来生物〟。副題が〝未来につなぐ地域の自然〟。地味な企画だなあと思っていた矢先、自然観察好き少年が公園から持ち帰った昆虫がこれ。カッコいい、カミキリムシ。 早速スマホで調べると、ジャコウ…
姫睡蓮。〝#96 復活、メダカ鉢〟で触れたヒメスイレンが、昨日の朝、花を咲かせた。 その花を見ての感想。 「デカい。」 ヒメスイレンってこんなにデカかったっけ。 以前、我が家で咲いたヒメスイレンの3倍くらいデカい。 姫=小さい。 動物であろうと植物…
奈良県田原本町にある弥生時代の環濠集落遺跡、唐古・鍵遺跡は広大な史跡公園として整備されていた。遺跡からは遠く東海地方や中国地方でつくられた土器が出土している。昨年訪れた縄文時代の集落、青森の三内丸山遺跡でも他地域との交流があるのを知った。…
モノに魅かれる事がある。ゼンマイ仕掛けの機械式、かつ、自動巻きの腕時計。半世紀以上の歴史を持つSEIKO5。きっかけは何であったか忘れた。昔は高校生憧れの腕時計だった(らしい)。テレビCMは覚えがある。 クォーツ時計全盛となって国内向けの販売はなく…
昔、我が家が日経新聞をとっていた頃に愛読していた連載欄に「私の履歴書」がある。経済界だけでなく、いわゆる文化人など多士済々が語る自叙伝が気軽に読めて良い。似たような欄が朝日新聞にもあって、今は政治学者の御厨貢さんが連載中。 御厨氏は政治家か…
今日も昆虫観察。 虫かごの中のネコジャラシも土も干からびて汚れている。バッタ達とチビカマキリの気分は澱んでいるだろう。 自然観察好き少年が登所したので、バッタ達とチビカマキリを別の容器に避難させ、新鮮なネコジャラシと土を求めて出発。少年が畑…
水曜日の朝、台所で重い鍋を洗っている時にくしゃみをした瞬間、…〝やっちまった〟。 プチ・ギックリ腰だったので何とか出勤したが日を追うごとに悪化し、今朝は靴下が履けないレベルに。今夜は合唱団の練習がある。感染症対策を決めたうえで声を出す、コロ…
先日、自然観察好き少年がアスファルト歩道上で見つけたカマキリのチビちゃん。虫かごの中で脱皮した。虫かごの中は草食系のバッタの好物〝ネコジャラシ〟の葉っぱはあるが、肉食系のカマキリの餌となる動物性のものはチビカマキリにとってはデカ過ぎるバッ…
京都嵐山に昨年開館した福田美術館。伊藤若冲の特別展を観に行った。その中での注目は『四季花鳥押絵貼屏風』。カラス、タカ、オシドリ、そして〝小禽〟と一括りにされる小鳥に混じってハトが水墨で描かれている。 このようなポーズで描かれるハトは他に類型…
新薬師寺はシンプルなお寺だった。目立つ建築物は美しい瓦屋根を待つシンメトリーな本堂がひとつ。堂内の中心に天武天皇の病気平癒を祈願する薬師如来坐像が鎮座し、十二神将の塑像がぐるりと外向きに円陣をつくり、守りを固めて立っている。仏像の配置もシ…
昨日は沖縄慰霊の日。式典で読まれた平和の詩「あなたがあの時」[首里高校 高良朱香音さん]、全文を読んだ。 ガマ(壕)での平和学習体験を場面設定にして、沖縄での戦争体験を語ってきた〝あなた〟の、その体験そのものに想像を巡らせるかなり長文の詩で…
近くにボルダリング・ジムがあるのを知ったのが一昨年のこと。〝モノ〟から入るの基本に倣い、早速シューズを買った。すべり止めチョークを入れるチョークバッグは直ちには購入せず、家にあった手頃なサイズの〝シャネルの紙バッグ〟を使うことに。 初日にい…
今日は初めて登る山。槇尾山の南にある猿小城山に向かった。登山口の脇にホタルブクロが咲いている。去年の今頃、二上山で露に濡れた美しいホタルブクロを見た。ホタルの時期と重なるので、子どもがホタルを捕まえてこの花の中に入れて遊んだのが名の由来と…
今日は終日雨降り。外遊びや畑には行けない。工作が得意なスタッフが割り箸や小刀を持参して簡単工作。輪ゴムを飛ばして的に当てる〝割り箸鉄砲作り〟。まずスタッフに指南してくれた。セロテープと輪ゴムで接着し、好みに合わせて着色。的づくりや本体の改…
以前、メダカを飼いたいと話したら、陶芸を嗜む友人がメダカ鉢を焼いてプレゼントしてくれた。しかも、数匹のメダカとスイレンの他、スイレンの肥料までつけて。〝メダカ鉢スターターキット〟である。数年、メダカとスイレンの花に癒され楽しんだ。 しかし、…