クロユリハゼの休日

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#128 コサメビタキ@大泉緑地

午後から緑地へ。

真夏は、暑すぎるし鳥たちもあまり姿を見せないのでバードウォッチングはおやすみ。

朝夕が過ごしやすくなる9月。この時期、渡りの途中、緑地に姿を見せるコサメビタキに会いに。撮影するためにコンデジと三脚を持って行った。(もちろん、会えるかどうかは行ってみないとわからない。)

 

このブログの名前にある〝クロユリハゼ〟は、華やかなサンゴ礁の魚の中にあって、シックでモノトーン、ペアで優雅に浮遊する姿が好ましい。

一方、〝コサメビタキ〟もグレーを基調としたモノトーンながら、白のアイリングが特徴的でオメメパッチリ、とても可愛らしい。このブログを〝コサメビタキの休日〟にしても良いくらいだ。

 

コサメビタキ〟で特徴的なのが〝フライングキャッチ〟。飛んでいる虫を捕らえては木の枝に戻るという動作を繰り返すのが見つけるポイント。じっとしている時は気配を消しているので見つけにくい。

 

ウチの近所の公園ではシジュウカラの動きが目立つ。緑地に入ると、ここでもシジュウカラ達の活動が活発。そんな公園の中を、以前コサメビタキを観察したエリアをめざす。

芝生広場に隣接する明るい林に到着したとたんにコサメビタキ確認。

シジュウカラコゲラヤマガラなどいわゆる〝カラの混群〟に混じっている。単独行動の時の〝フライングキャッチ〟とは違って、群れの行動に合わせている感じ。朝は雨だったので、どうやら今が食事の真っ最中?高木の林で、しかも動きが激し過ぎて撮影は無理だった。

この混群、観察していると実にいろんな鳥が混じっている。お馴染みのエナガメジロの群れが重なったかと思えば、コサメビタキと同じく渡りの途中のムシクイの姿も確認。そしてこれまた渡りの途中のキビタキ♂まで混じっている。まさかキビタキ♂に会えるとは。秋のキビタキはさえずらないので突然の出会いだ。(緑地の常連おじさんによると、今朝はサンコウチョウもいたそうだ。)

 

他のエリアは鳥影が薄く、帰り際にもう一度先程のエリアへ。低木を移るコサメビタキを双眼鏡で観察した。

 

この時期でないと会えない小鳥、というのがある。バードウォッチングの経験値が上がると、以前出会えた場所に行く時は期待が高まる。

 

次はエゾビタキ、ノビタキか。タカの渡りも始まっているはず。

 

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コサメビタキを撮影できなかったので、春のキビタキ♂@大泉緑地

(#70 キビタキ記念日)

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