クロユリハゼの休日

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# 164 堺野鳥の会

2/5朝刊に、堺野鳥の会の記事が。

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野鳥の会は、フィールドで観察された鳥を5年ごとに目録として発行している。今回6回目の発行で、その紹介記事。

 

バードウォッチング初心者の頃、僕は府内各地の探鳥会に参加していた。日本野鳥の会大阪支部の鉢ケ峰探鳥会は堺野鳥の会が担当していたので、記事で紹介されていた清水代表にはその頃出会った。会には入会しなかったが、堺野鳥の会が主催する他のフィールドの探鳥会にも誘われて、何度か顔を出していた。

 

狭山池では、清水さんが双眼鏡を覗くことなく飛んでいるカワラヒワや遙か彼方のミサゴを教えてくれた。何故わかるのか尋ねると、飛び方だけで何となく分かると。

大泉緑地では、会員のリーダーが茂みの中の小鳥を見て興奮しながら「あれ?、オジロビタキかな。オジロビタキや。」と。初心者の僕はしっかり見ることは出来なかったが、オジロビタキにはその後一度も出会っていない。

光明池の緑道では、一羽のシメが人目もはばからず至近距離で無心に食餌していた。皆でずっと観察していても飛び立たなかったので、リーダー(新聞記事で鳥の写真撮影者として名前が出ている。横島さん。)が「サービス満点のシメやなあ。」と。

 

いろんなシーンが蘇ってくる。

 

野鳥の会は、単にバードウォッチングを楽しむだけでなく、代表の清水さんをはじめ行政にも提言や協力をして積極的に地域の環境保全に関わっている志の高い会という印象が強い。

 

こうした目録を定期的に発行し続けることも、地域の自然の変化を記録し残していく志なくしてできることではない。目録は堺市の図書館や府の図書館にも寄贈していると記事にある。

 

探鳥会とはすっかり遠ざかってしまったが、今、一人でバードウォッチングを楽しめるのは初心者の頃に清水さんや横島さんはじめ会員の皆さんに教えていただいたおかげ。

 

感謝、である。