クロユリハゼの休日

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# 193 緑地の朝

大泉緑地、この緑地で朝にバードウォッチングするのは久々。やはり朝は気持ちが良い。広々した駐車場で2番目の到着だった。駐車場はガラガラだが、緑地内は散歩やジョギングする人々が結構いらっしゃる。緑地の近所に住まいがあるのは羨ましい。

 


大泉緑地の開設は1972年。

高校生の頃は、学校から帰宅してからしょっちゅう自転車で緑地内を走りまわっていた。まだ植樹されたばかりで貧相な緑地だったが、父が「数十年後に立派な森になる。」と言っていた。そんな先の緑地の姿は想像できなかったのに、もう半世紀が経過して今のような森の姿になった。

 


そして、バードウォッチングの適地に…。バードウォッチング初心者の頃は毎月第2日曜日に開催される探鳥会にもよく参加した。近年は休日になるとバーベキューのグループで賑わうようになり、焼肉の匂いに辟易して足が遠のくようになってしまった。

 


流石に朝からバーベキューをする人はなく、そもそも緊急事態宣言中はバーベキュー禁止。

 


秋の渡りの季節、会いたい鳥はコサメビタキである。

錦織公園で会えなかったので、これが今年最後のチャンスのつもりで臨んだ。

小川の流れるエリアでは小鳥の活動は活発。シジュウカラエナガコゲラはすぐに会えた。大泉緑地は鳥狙いの常連カメラマンが多いので、カメラマンが集まっているところにコサメビタキが出現している可能性が高い。

…と、カメラマンが数人集まっているところでコサメビタキの姿を認めた。活発に飛びまわっている。どの小鳥も食餌に忙しそう。

カメラマンから離れて自力での発見をめざす。

まもなく、コサメビタキの姿を認めた。ヤブサメも…。動き方やシルエットでだいたい鳥の種類がわかるようになるとバードウォッチングは楽しい。しばらく双眼鏡でコサメビタキヤブサメの姿を追った。

小川の反対側をうろうろしていると近くにコサメビタキが現れた。リュックからコンデジを取り出して撮影に挑戦。

↓これが唯一撮影できたコサメビタキの後ろ姿。f:id:kuroyurihaze:20210929230626j:imageモノトーンが魅力的。白いアイリングもなんとか見える。(ちなみにこのブログの名にもあるクロユリハゼもシックなモノトーン。)

緑地には2時間ほど滞在した。

 

 

 

秋の渡りでは、ノビタキもこの季節に会いたい小鳥だ。毎年少なくとも二、三羽が狭山池に数日は滞在する。なかなか探しに行けず9月末になってしまった。もう遅いかもしれないと思いつつ夕刻に狭山池に立ち寄った。曇り空で少し暗い。いつも会える場所を探したがノビタキはいなかった。

 


イソヒヨドリはここ狭山池にもいる。ノビタキのかわりに撮影した。↓イソヒヨドリf:id:kuroyurihaze:20210929230656j:imageイソヒヨドリf:id:kuroyurihaze:20210929230719j:image