お墓掃除のついでに堺ふれあいの森に。
小一時間探鳥して、ルリビタキ♂♀両方に出会った帰り際、
森の中の用水路にキセキレイ。せわしなく水面をつっついて食餌中。ここは、これまでもキセキレイに出会う確率が高い場所。市街地に進出したハクセキレイとは違って山中の清流を好む。この用水路、カワニナが生息し、6月中旬には日没後にゲンジボタルが光跡を残しながら飛び交う。
キセキレイ、図鑑の写真ではさほどキレイには思えないのだが、肉眼、双眼鏡で見るとなんとも黄色がうつくしい。自然の生物が持つ色は心の底から感動を生む。印刷物では表現できない別の次元の何かがある。
サンゴ礁の海、サンゴの根に群れで揺蕩うヨスジフエダイも。図鑑では黄色がけばけばしくてとても好きにはなれそうにないのだが、実際に潜って見るとその色の感動的なこと。〝黄色〟とフツウに言いたくないような、これまた別次元の〝きいろ〟なのだ。ダイビングガイドさんに「リクエストありますか。」と言われると、迷わず「ヨスジフエダイが群れるサンゴの根」と答える。
どこまでも透けて、一点の濁りもない色。
〝きいろ〟には不思議な魅力がつまっている。