何度も歩いたコースでも、季節によって異なった姿を見せてくれる。この時期の二上山は山茶花の山だった。
万葉の森登山口から山頂まで、たくさんの立派な山茶花の木が花を咲かせ、そして花びらを散らし登山道をピンクに染める。
二上山の山歩きの楽しみの一つが古代の史跡巡り。最古の官道と言われる竹内街道、二上山凝灰石の石切場。尾根筋にある鹿谷寺跡の石塔、雄岳山頂直下にある大津皇子(天武天皇の第三皇子)の墓、岩屋峠脇にある石窟寺院跡。そして明日香高松塚古墳の石棺と同定されている石切場跡。↑高松塚の石棺が切り出された場所。他にも、山茶花のトンネルのような登山道、
落葉と花びらが重なって…。
↑この場所近くに、書家、榊莫山の親しみのある書体の石碑がある。
※ トロイデ火山ハ静マリテ
女岳男岳ヲ拝ム里
尼上嶽ト誰カ言ウ
莫山
【行動時間3時間】