公民館のワークショップの抽選に当たり、スチレン版画を体験した。公民館行事なので、参加者は6歳の子どもから70歳台までと幅広い。子どもが半分くらい。どの子も積極的で、講師が準備した数々のアイテムを使って版を作り刷りに熱中している。大人も初対面でもお互いの〝作品〟の感想を話したりして笑顔になる。参加費は200円ぽっきり。
〝アートおどろく公民館〟というシリーズで、すでに50回以上開催されているそうだ。ぼくは今回が2回目の参加。美術のワークショップは講師が準備する数々の道具や紙、インクなどに支えられている。2時間ほどの時間だが、参加者がいろいろ道具を選択して制作できるだけの準備物の多さに感心する。自分でも予想外の思わぬ効果が表現できて、失敗も楽しい。講師とアシスタントがとてもフレンドリーに接してくれた。主催の公民館のスタッフがうれしそうに参加者の様子を見て回っていて気持ちがよかった。
地域の公民館活動は、昔、古文書講座に通ったことがある。こちらは数回続けて地域の旧家に残された江戸時代の日記を読んだ。
美術のワークショップは初めは緊張でドキドキだが、子どもたちと一緒に〝失敗してもだいじょうぶ〟という経験ができる貴重な場だと感じた。