7月、スウェーデンに約二週間滞在した。…念の為、双眼鏡とデジカメを持参して。散策やハイキングの際にバードウォッチング。
初めて見る鳥もいろいろな中で最も印象深かったのがこの鳥。↓
滞在したストックホルム郊外の住宅地でもそこここできれいな声でさえずっていて、姿を見たくてわくわく。散策の途中で近くの枝でさえずっていたのを撮影した。真っ黒な体に黄色のクチバシとアイリングが魅力的。一生懸命さえずっているということは男の子♂。↓繁殖期ということか。女の子♀は真っ黒ではないらしい。ツグミの仲間で、金剛山で夏によくさえずっているクロツグミと似ている。
スウェーデンでは〝春を告げる鳥〟として親しまれているそうな…、ということは留鳥ではなく夏鳥か? (スウェーデンの国鳥らしい。)
ストックホルムのナッカ自然保護区をハイキングした際にも撮影できた。
クロウタドリ、英語ではBLACKBIRD。
そういえば、ビートルズに同名の素敵な曲があったっけ、と思い調べたてみた。やはりBLACKBIRDはクロウタドリのことらしい。イギリスでは留鳥でごくごく普通に見られる鳥という。
…さて、その歌詞について次のような記事が。
〝ポールはこの曲について「アメリカの公民権運動に触発されたもの」で、ブラックバードは ”黒人女性” (アフリカ系アメリカ人) の隠喩だと説明しています。(公民権運動:主に1950年代~60年代にかけてアフリカ系アメリカ人が公民権の獲得と人種差別の解消を求めて行った運動。)〟
単なるかわいい小鳥の歌ではなかった…。
それよりも、改めて曲を聴いてみると曲の途中から鳥のさえずりが聞こえてくるではないか。確かに、そうだった、曲に鳥のさえずりが挿入されていたっけ。
みなさん、クロウタドリのさえずりが聴きたくなったら、ビートルズの〝ブラックバード〟を聴いてみてください。↓