クロユリハゼの休日

やま とり うた みる きく よむ うみ など

#42 鳥少年@大泉緑地

出勤前にスコープを抱えてバードウォッチング。朝は鳥たちの動きが活発だ。やたらとシロハラが目につく。落ち葉をひっくり返して食餌に余念がない。まもなく彼等は繁殖地に渡る。この時期だけ時折聴こえるさえずりの練習も。一方で、モズはせっせと巣材を運んで立木と茂みを往復している。小枝を咥えて入る茂みのあたりで営巣するのだろう。

頭泉池で、到着したばかりと思しき小学校4年生くらいの少年が話しかけてきた。「オオタカは見ましたか?」と。先程、カラス達が騒がしいので見上げるとオオタカが飛んでいたのでその旨を伝えた。少年はオオタカについて語り出したので、いろいろ質問してみた。要約すると、少年はこの場所に毎日のように飛来するオオタカの観察をしていて、3日前にハトを食べたので昨日までは動きが少なかった。そろそろ活発にハンティングする頃だ。ただし、夜のうちにハトをゲットして食べていたら動きが少ないはず、とのこと。食パンを持っていたので「カモにあげるの?」と聞くと、「朝ごはん食べてないから」。これは失礼、少年の朝食だった。少年は三脚をセットするとおもむろにビデオカメラを装着しだした。「学校が休校やから、毎朝(観察に)来れるなあ。」というとニッコリ頷く鳥少年なのだった。

 

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↑今年1月、頭泉池にて撮影したオオタカ