クロユリハゼの休日

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#62 経過観察

3ヶ月ごとのcllの経過観察、本来は今日が診察予約日だったが、先週のうちに診察してもらった。コロナ禍で医療事情が逼迫する可能性を考えて予約を前倒ししたのだ。これではトイレットペーパーの買い急ぎと同じではないか、と多少は思う。だが、僕が診察を受ける血液内科外来は週に一度の午後だけ、ドクターも一人だけ、細々と続けられているところなので、採血も診察も待合室はガラガラでいつもと変わりなかった。

前回の診察で抗ガン剤治療の開始を仄めかされていたので、いよいよ今回始まるかもと診察室に入った。白血球の数値は7万に迫っていたが前回ほど増加の勢いはなく、「経過観察、続けましょう。」としょっぱなから断定的なお言葉。僕の血液の95%は白血球が占めているが、不完全な白血球増加で分母が大きくなっているため。正常な赤血球や血小板は量的にはまだ踏ん張っている。何より自覚症状がなく普通に健康に?生活しているので今回も治療の開始はなかった。

それより気になるのはコロナウィルス。免疫力は落ちているので、従来から感染症と食中毒には要注意と言われていた。ドクターは「悪い風邪が流行ってるから気をつけて。」と。そこで質問。「最近よく聞く、基礎疾患がある、ということですか。」

ドンピシャ、基礎疾患あり、なので感染すれば重症化しやすいそうだ。困ったものだ。

質問はしなかったが、もし抗ガン剤治療が始まったとして、白血球を減らすことが目的になるはず。だから、完全な白血球も減ってしまっては益々免疫力が落ちてしまうのでは。コロナとは闘うより避けろ。逃げるが勝ちということだろうか。