天気予報は曇りだったが…、山の天気は下界とは違った。
東北地方の山の紅葉を目当てに急遽計画した栗駒山登山。栗駒山中の温泉一軒宿（新湯温泉くりこま荘）がとれたので実行に移した。
宮城県側のイワカガミ平登山口から東栗駒コースを登り、中央登山コースを下る周回コース。
前日までの雨でぬかるみや泥の水たまりだらけの東栗駒コース。登り始めは大きな石がゴロゴロ。途中で沢の中を飛び石で100mほど伝う。沢を離れて東栗駒山の稜線にでると激しい西風にさらされた。その後も西風にさらされる場所では身体が飛ばされそうな暴風の中をよろけながら歩く。
ここまでは栗駒山の山容が望めたが、まもなくガスに包まれ、おまけに雨風となった。
約３時間で到着した山頂もすごい風でガスの中。展望ゼロ。山名標で記念写真にと構えたスマホもぶれぶれ。風下の薮の窪みでしばし休憩した。
下山開始とともに時々ガスが晴れて紅葉の山容が見渡せるようになる。よかった。相変わらず強烈な西風。雲が上方に上がり一瞬の晴れ間。一瞬の紅葉の輝き。錦の絨毯に喩えられる栗駒山の紅葉の片鱗が…。
あとはコンクリートで固められ整備されたコースとなりイワカガミ平に戻った。
［行動時間５時間］
