クロユリハゼの休日

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# 251 ウォークラリー

先日、鈴鹿山系、鎌ヶ岳に登った。以前、入道ヶ岳から見た鎌ヶ岳は北アルプスの槍ケ岳のようでカッコよかった。武平トンネル(三重県側)に駐車して武平峠から稜線を歩く最短コース。強風注意報が発令されていて、稜線では滋賀県側からの風が強くコンディションは悪かった。

f:id:kuroyurihaze:20231128110330j:image山頂直下の岩場は滋賀県側を巻いて山頂へ。御在所岳や雨乞岳、四日市方面、伊勢湾が見渡せて展望を楽しめた。一般コースだが、思いのほか足場が悪い箇所があり少し緊張した。

最短コースをとったので正午には下山、小雨模様だがせっかくなので湯ノ山温泉で日帰り入浴することに。鈴鹿スカイライン沿いにある〝希望荘〟で温泉に浸かった。f:id:kuroyurihaze:20231128112238j:image

〝希望荘〟は40年近く前に勤務していた中学校の宿泊行事で利用した思い出の宿舎。今思うとなかなかアクティブな内容で、メインは二日目、先輩教師が企画した御在所岳登山(裏道から山頂、下山はロープウェイ)で、初日は希望荘で昼食をとった後に山麓を巡るウォークラリーの企画を僕が担当した。

ウォークラリーは、各グループがコース上に何箇所か設けられたチェックポイントでクイズに答え、設定されたペースにできるだけ近い速度で歩く。非公表の設定タイムに近いほど得点が高く、クイズの得点との総合点を競うもの。既存のウォークラリーのコースがあるわけでなく、〝希望荘〟を起点にしたハイキングコースを利用した。そのため、コースの正確な距離を知る必要があったので、下見では〝希望荘〟のスタッフ(支配人?)の瀬古さんが地元の消防署から借りてくれた〝コロコロ測量計〟を使ってコースの総距離を測った。

さて、本番当日。担当の僕は先発してチェックポイントや道標を設置して希望荘に向かっていたのだが、後方から生徒達の声が聞こえてきた。

速すぎる!

設定ペースを無視し勝負を度外視したグループが迫ってきていたのだ。慌てて僕もスピードを上げて〝希望荘〟に到着してゴール係に早変わり。まもなく先頭グループがゴールした。勝負を度外視した数グループ、ゴールを急いだ理由があった。ウォークラリーをゴールしたグループから温泉入浴することにしていたので、ウォークラリーの成績より温泉入浴を優先したグループが現れたのだ。全くの想定外だった。一方で野いちごを食べながらのんびり歩くグループもあり、そんなこんなのウォークラリーは無事終了したのだった。f:id:kuroyurihaze:20231128120659j:image